そもそも消費税って何?

そもそも消費税って何?

SEPTEMBER.09.2019

今年の10月から消費税が8%から10%に上がりますね。

その為、家庭の出費が増えて大変、事業での出費が増えて利益が圧迫されてしまう、今回の軽減税率が複雑、これからまだ上がるの?などの様々な話が上がっています。

 

そもそも消費税とはどういったもので、何のために、いつ、どこで制定されたものかご存知でしょうか?

知っているようで意外と知られていない消費税のことをまとめていきます。

 

 

消費税とは一般的には「付加価値税」という形で導入されており、モノやサービスの取引により生じる付加価値に課税する仕組みです。

 

元を辿ると1917年にフランスで導入された「支払税」と言われるものがスタートですが、「消費税」という形で世に導入されたのは1954年のフランスです。

 

そこからドイツ、オランダ、ルクセンブルク、ベルギー、イギリスといった形で導入、もしくは元の税制度から消費税へと転換していきました。

 

上記記載のとおり、消費税はヨーロッパから導入が始まり、現在では世界152か国で導入されています。

 

ヨーロッパから導入された消費税ですが、ヨーロッパの消費税自体が他の国々に比べて税率が高いのはご存知の方も多いかと存じます。

理由として、1993年に欧州連合加盟国には標準税率を15%以上にすることが義務化されているためです。

ですが、あくまで標準税率であり、加盟国ごとでそれ以上の税率を課しているところもあります。

 

では、世界で消費税の高い国はどのくらいなのでしょうか。

 

1位 27%:ハンガリー

2位 25%:スウェーデン、ノルウェー、デンマーク

3位 22%:イタリア

4位 21%:ベルギー、オランダ

5位 20%:イギリス、フランス

 

20%以上の税率を設定している国は軒並みヨーロッパの国々がほとんどです。

 

高税率の中でも有名な国と言えばスウェーデンです。

「高福祉・高負担の国」ともいわれ、消費税自体も所得税自体も高いのですが、国民の不満が非常に少ないと言われています。

 

理由としては大学までの教育費、20歳未満の医療費、高齢者にかかる様々な費用等の負担がほとんど無料になっています。

税金を払うことで自分に恩恵を受けられる実感があり、国民は税金を支払うことに価値があると考えているそうです。

 

 

ですが消費税が0%の国もあります。

クウェート、オマーン、バーレーンなどの中東諸国は導入されていませんが、2018年にサウジアラビアとアラブ首長国連邦では付加価値税が導入されました。

 

一方、経済大国と言われるアメリカでは国の制度として消費税の制度はなく、州や市によって課税されており、税率は0~10%と様々です。

 

 

では日本の消費税はどの様に制定されてきたのかといいますと、

1998年 竹下内閣にて3%の消費税が施行

1997年 橋本内閣にて5%の消費税に引き上げ

2014年 安倍内閣にて8%の消費税に引き上げ

201910月 安倍内閣にて10%の消費税に引き上げ予定

 

 

日本の消費税が導入された経緯としまして、少子高齢化が進み社会保障費が増えたため、今後急速に高齢化が進んでいくと国の社会保障制度が崩壊してしまうということで消費税が導入されました。

 

1989年に導入された時には国民の医療費は年20兆円ほどだったにも関わらず、現在では42兆円までに膨らんでおります。

これだけ出費が増えていると、財源確保するうえでの一つとして消費税増税が出てくるのも致し方ないのかもしれません。

 

 

今回8%から10%に増税されるにあたり、税収は5.6兆円ほど税収は増えると見込まれております。

その用途として、「国債(借金)の返済」「教育・子育ての充実」「社会保障の充実」が検討されています。

全体の3割ほどが幼児教育に使われ、具体的には幼稚園や保育園の保育料無償化が検討されています。

 

 

今後10年間は消費税の増税は必要ないとは言われていますが、裏を返せば10年後には増税が必要となる可能性があり、「日本の財政健全化のためには消費税は26%まで引き上げが必要」とも言われております。

 

現在の3倍近くまで消費税が引き上げられるということは家計にも企業にも大きな負担がかかるものであるからこそ、税収の確保だけでなく、支出内容も改善されていくことが必要なのではないかと考えられます。

 

 

少し硬い内容でしたが、ここまでご覧いただきましてありがとうございます。

 

 

 

コラム執筆者の紹介

和田 吉生室長

「どんな時でも笑顔でいられる人間は、周りにエネルギーを与えられる人である」ということを信じ、常にニコニコしています。

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