グアムの住宅について

グアムの住宅について

MAY.07.2019

先日、社内の研修旅行にてグアムに行かせていただく機会があり、

グアムの住宅は都内の戸建てで見るような三角形の屋根(切妻屋根)はなく、

平屋(傾斜がなく平面の屋根)が多いことに気付きました。

 

 

↑グアムの住宅

 

また、以前訪れた沖縄県も、同じく平屋の建物が主で、どちらもいわゆる南国であり、

建物が似ていることは当然と言えば当然かもしれませんが、なぜ平屋なのかについて興味を持ちました。

 

そこでグローバル化が目まぐるしい今日。

衣食住のうち衣と食の分野はかなり線引きが曖昧になりつつある中で、気候及び自然環境と密接に関係せざる得ないがゆえに、未だ各国が特色を色濃く残している、各国の不動産。

今回は、そのテーマについてコラムを書かせていただきます。

どうぞお付き合いくださいませ。

 

①外観と構造について〜

 

高温多湿の日本においては、木造住宅が主であり、マンションなどの集合住宅を除き戸建に関しては依然8割を占めております。

木造住宅は、夏に涼しく、冬に暖かいので島国の日本に合っている構造と言えるでしょう。

 

都内は住宅は自然災害の影響等はあまりございませんので、目立った特徴はあまり見受けられませんが、岐阜県の白川郷の合掌造り集落、こちらは雪害を防ぐために急な斜面の屋根が特色です。

なんと白川郷は現役で、人がまだ住んでいます!

 

 

↑白川郷の合掌造り集落

 

沖縄県においては、台風を防ぐために斜面のない平面の屋根、陸屋根になっています。

また構造も木造ではなく鉄筋コンクリートが主になります。

 

こちらは沖縄に駐留するアメリカ軍の住宅を作る際に技術を習得された職人の方が、

そのまま自身や島の人々の住宅を作る際に技術を使用し、台風の多い沖縄において頑丈さも合致し、今日まで、そのまま根付いた歴史があります。

 

 

↑沖縄の住宅

 

アメリカ領であるグアムと、沖縄の住宅が似ているのは文化と気候が密接に関係していたんですね。

 

世界に目を向けますと、ギリシャ、エーゲ海に囲まれるサントリーニ島。

 

こちらは壁が統一されておりますが、その理由として、年間で一月ほどしか雨が降らず太陽が照りつけるために、白色で反射させる効果があったことと、上質な石灰が取れることが理由のようです。

 

僕は、観光向けでインスタ映えして綺麗だから白いのかなくらいで、大衆迎合を目的としているに違いないと決めつけておりました。僕が浅はかで間違っておりました!

サントリーニ島の方々申し訳ございません!

 

 

↑インスタ映えするサントリーニ島

 

最後に、ケニヤのある村では、なんと牛の糞を泥に混ぜて壁を作成します。

こちらも牛の糞に含まれる食物繊維、藁が補強材の役目を果たし断熱性と通気性を兼ね備えた立派な材料とのことです。

 

臭いは段々なくなるとのことですが…

たしかに温もりは感じそうです!

 

 

↑あたたかいケニヤの家

 

このように住宅は、立地する場所の文化、気候、環境、主たる原材料、

さまざまな要素が組み合わさって住宅はできていることを実感しました。

 

②不動産に対する価値感~

 

また家、ひいては不動産に対する価値観も各国により違いがあります。

 

大きなポイントが、登記のシステムの有無、自己所有の可否です。

 

登記とは、不動案の所有者を明確にし、紛争を防ぐために考え出されたシステムであり、所有者の情報を国の管理する機関の名簿又はデータベースに登録し、不動産の所有者を明らかにする制度です。

各国違いはあれど、権利証の所持かこの登記制度により所有権を目的とする紛争を防ぐことに一役買っております。

 

日本は島国かつ平地が少なく、有効利用できる土地が狭いため土地、建物をはじめとする不動産は経済面、文化面、ともに重要視されており、土地の所有者も歴然と判別できるよう精度の高い登記のシステムが整っております。

 

ただ、アフリカの方では口伝にて土地の相続が行われているところも未だにあるようです。

 

登記でなく、口伝で正確な面積を相続できるのかなと思いましたが、そもそも土地が多くあるがゆえに、現在まで特段問題は起きてないようです。

むしろ牛とか鶏を盗んだ場合や、家畜が他人の敷地に入った場合の方が事細かに法律が定められてたりします(笑)

 

登記のシステムはアメリカはもちろんのこと、冒頭にありましたグアムにも存在しております。

 

ただ、日本以外の国において建物を独立して登記できる国は多くはありません。

建物と土地を分けて扱うのは有効利用できる土地の少ない国の独特の文化になります。

 

これは、日本を例に挙げますと、土地が狭くどうしても土地の所有者がパワーバランスでいうと最上位になるため、借地人(土地を借りる人)にも一定の権利を与えて、相互の均衡を保つ趣旨にて生み出された考え方です。

 

そして、日本は個人所有も可能です。

 

個人所有できるのは当たり前じゃないかと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、中華人民共和国のように国より使用できる権利を期限設定のうえで借りる形態のみで、個人所有がそもそも認められていない国もあります。

 

本当に様々な考え方、文化があります。

 

今回の旅行で、屋根に端を発した、最初は小さなきっかけですが、学ぶ姿勢があればこのように数え切れないことを学べることを知りました。

 

そして、仕事においても、人生においても何かを目にした時に

興味を持つことの大事さも実感しました。

 

どうやら一皮むけて帰ってこれたような気がします!?

 

 

↑グアムの夕日、ついつい感傷的な気分になる…

 

実際は、そんなかっこよくないですが(笑)

こちらで締めとさせていただきます。

 

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

 

コラム執筆者の紹介

山本 貴大総務部

海が大好きで潮の匂いを感じると元気になります。
マリンスポーツも大好きなので、夏のお休みは大体海にいます。
格闘技を見ることもやることも大好き。

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